僕が暮らした浦添市港川のマンションには観葉植物が8鉢ある。母ちゃんを自宅介護をする前に、豊見城市上田の庭から子分。

　それと、こぼれ種を拾って育てたものばかり。

　月日が経つにつれてグングン成長。今では大量のマイナスイオンを発生させているはずです。

　要介護度5の母ちゃんは、自分で体温調整が出来ないので、夏も冬も室温27度に設定していた。

　そのために、空気の入れ替えが簡単にはいかない。

　できたとしても約5分くらい。それでは困るので、空気清浄機をフル回転。いつもクリーン状態にしていた。4鉢の虎の尾も活用。2カ月のペースで、ベランダと部屋に置き換え。母ちゃんの酸素アップにもつながっていたと思う。

　 去年7月には小さな白い花も咲いた。観葉植物にも癒される母ちゃんと僕は「きれい、きれい」と喜び「ありがとう」の声掛けもした。

　 ベランダには今も観葉植物が置かれている。水やりも忘れない。そんな愛しい植物ともお別れする。

　 10月12日は七七日忌。それを済ませたら、しばらく東京に出かける予定だ。今後の身の振りかたを考えなくてはいけない。

　 2、3日か、1週間になるか、それとも１年になるかもしれない。母ちゃんと暮らした部屋を留守にするのだけは確かである。

　 その間に水やりをしてくれる人がいない。命ある観葉植物を枯らすわけにはいかない。捨てることだけは絶対にしたくない。

　 母ちゃんとも仲良くしてくれた、僕よりもずっと年下の友人夫妻にもらってもらうことに決めた。二人なら大切にしてくれる。

　 僕の手元から離れても安心できる。帰ってきたら、真っ先に会いたいのが観葉植物たちだ。

　今回の記事は2005/10/09 16:18に作成した。

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