2003年7月9日（水）15:30から超待望の訪問入浴がスタートした。時間は16:25まで。ハリウッドスターみたいにバスタブへ横たわる母ちゃん（笑）



　三人のスタッフが、まずはシャンプー&リンス。そして、柔らかそうなタオルにボディーシャンプーをつけ、体全体を丁寧に洗ってくれる。

　母ちゃんは夢心地状態。コムスンのスタッフには、お礼の言葉を何と言って良いのかわかりませんでした。

　最初は週2回だったが、10月からは週3回に増やした。スタッフには男性もいたため、母ちゃんは恥じらいから洗ってもらうのを拒否したことがある。

　回を重ねていくうちに打ち解けてきて、スタッフが「気持ちいいですか？」の声掛けに、母ちゃんは「とってもいい気持ち」と笑顔で答える。女性よりは男性のほうが声を多くかけるような気がした。

　僕はベッドメイク。入浴後はスタッフと一緒に、ケアにも加わる。体を拭いてボディークリーム。パンツをはかせて介護服に着替えさせる。結構な重労働ではあるが、母ちゃんが清潔で健康になっていくなら苦にならない。

　スタッフが帰るとき、母ちゃんは「ありがとうございました～」の言葉を忘れなかった。僕は入浴疲れの母ちゃんに協力を込め「ありがとう」を言う。母ちゃんの「こちらこそ」の明るい返事にはウルウルさせられるばかりだった。

　今回の記事は2005/09/29 18:15に作成した。

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