病院への外来や、入院期間中の病室で携帯電話は使用出来ない。公共のマナーというより、電波障害が医療機器を侵すために厳重禁止。

　これは常識だ。母ちゃんはペースメーカーを装着していたため、携帯は自宅マンションでも隣の部屋に置いてあった。

　各事業所のスタッフたちにも訪問の場合は電源を切るようにお願い。

　介護福祉士の男女二人だけ除いて、約束を守ってくれた。

　しかし、携帯が使えないと緊急連絡が取りづらい。2004年1月26日（月）から2月7日（金）まで浦添総合病院に入院したとき不便を感じた。

　退院後の2月13日にPHSを、島袋信子の名義で契約。母ちゃんは「嬉しい～」を連発し、まるで子供みたいにはしゃぎまくり。高齢者を喜ばすことは簡単だなとも思った。

　各事業所への連絡などは、すべてPHSに切り換えた。母ちゃんは生まれた時から地獄耳。95歳になっても変わりはなく超立派である。着信音を2に設定しても「電話ですよ～」と、僕に早く出るよう声を掛けてくれた。

　今回の記事は2005/10/01 21:49に作成した。

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沖縄タイムスの連載『いつも母ちゃんにアイ・ラブ・ユー』を担当した
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