母ちゃんが永遠に旅立つ直前までは、異常とも思えるほど関心が高かった衆議院議員総選挙。一気に熱が下がってしまった。国民の義務とは思っているけど、ｽﾏｿの一言だ。

　郵政民営化も、政権交代化も解らないでもない。しかし、今の僕が願うのは高齢者問題。マニフェストをチェックする限り、どの政党も立候補者も真剣に考えているようにはみえないのである。子供たちの“未来”は真剣に考えることは言うまでもない。

　この2年2カ月を振り変えなくても言える。高齢者は人さまが考える以上に投げやりにされているぞ。介護保険制度のおかげで、母ちゃんは長生きさせてもらったけど、納得いかないことは多々残る。

　行政側も医療関係機関も介護事業所も冷酷冷淡。マニュアル通りにしか対応してくれなかった。意見というか、文句の百を今でも言いたいくらいだ。

　どの政党でも構わないし、立候補者の誰でもよい。高齢者の“短い未来”も考えてくれ。間違いなく僕は１票を投じる。ちなみにだが、母ちゃんへ香典と焼香をあげてくれた立候補者も、弔電をいただいた現国会議員もいた。「ご丁寧にありがとうございました」と御礼は述べるけど、なぜか胸に響かない。

　自宅マンションから投票所の港川小学校までは徒歩5分弱。僕が「今回は棄権してもいい？」と聞くと、母ちゃんは「あなたが好きなように」と答えてくれるに違いない。

　朝ご飯を食べ終えたらネットでもしよう。テレビやラジオを見聴きする気持ちは今もおきない。新聞も読むというより、目を通すだけである。

　今回の記事は2005/09/11/07:37に作成した。

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