いつも母ちゃんに I LOVE YOU › 削除した過去記事 › 親の介護は姉妹や女房に任せるな 削除した過去記事★34
2012年06月10日
親の介護は姉妹や女房に任せるな 削除した過去記事★34
僕はマスコミに関わる仕事をしているが、周りには偏見らしきものを持っている人がいる。沖縄タイムスの朝刊ラテ面で執筆している『音楽への階段』をゲラチェックするために学芸部へ出向く。
豊平良孝 編集局次長(沖縄タイムス取締役現社長)から「姉妹たちは、お母様のことを何もなさらないの?」と聞かれる。僕は「今どきそんなことを考えること自体おかしいです」と笑って返す。
確かに女性が起用かもしれない。しかし、介護は重労働だ。力仕事なのである。僕の母ちゃんは体重が30kg前後だったが、ベッドから車いす、車いすからベッドへの移乗も大変だった。
オムツ替えも左右に向き変えしなければならないし、ため息が大きく出るほど疲れる。こんなことを毎日していたら、女ならヒステリーかノイローゼだ。
僕が暮らす浦添市港川のマンションに引き取る前、母ちゃんは豊見城市上田に家に16日間いた。兄姉妹でローテンションを組む。僕が当番日の早朝に行くと、二人の姉は母の大を放置してある。愛情も感じられないが、介護は肉体的にも苦痛だったんだろう。
ここからは本音を書く。母ちゃんを粗末に扱うことは許せなかった。自分たちを生んだ親の排泄物がそんなに汚かったよ。ましてや、明日の命もわからない状態だったじゃないか。
長男の兄が暮らす豊見城市上田に通い、母ちゃんの世話をしながら、僕は密かに新しいケアマネジャー探しをする。うまくみつかり、今度は新しい主治医と訪問看護師を手配。ベッドなどの福祉用具関連は引き続き貸与させてもらった。
僕は本当の素人だったから、簡単には事が運ばない。それでも執念とガッツで頑張り、母ちゃんを念願通りに引き取る。品のない言い方だが、略奪愛にも似ていた。
長女の姉から「最期は必ず連れてきてね」が条件である。身内以上に世間体を気にしているのだ。僕は「ふざけるんじゃないよ!」と怒鳴りたかったが、黙って堪えた。
今回の記事は2005/09/10 00:51に作成した。
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おしゃべり好きな二人 削除した過去記事★1
http://goo.gl/QOqnV
沖縄タイムスの連載『いつも母ちゃんにアイ・ラブ・ユー』を担当した
男性記者から削除依頼
豊平良孝 編集局次長(沖縄タイムス取締役現社長)から「姉妹たちは、お母様のことを何もなさらないの?」と聞かれる。僕は「今どきそんなことを考えること自体おかしいです」と笑って返す。
確かに女性が起用かもしれない。しかし、介護は重労働だ。力仕事なのである。僕の母ちゃんは体重が30kg前後だったが、ベッドから車いす、車いすからベッドへの移乗も大変だった。
オムツ替えも左右に向き変えしなければならないし、ため息が大きく出るほど疲れる。こんなことを毎日していたら、女ならヒステリーかノイローゼだ。
僕が暮らす浦添市港川のマンションに引き取る前、母ちゃんは豊見城市上田に家に16日間いた。兄姉妹でローテンションを組む。僕が当番日の早朝に行くと、二人の姉は母の大を放置してある。愛情も感じられないが、介護は肉体的にも苦痛だったんだろう。
ここからは本音を書く。母ちゃんを粗末に扱うことは許せなかった。自分たちを生んだ親の排泄物がそんなに汚かったよ。ましてや、明日の命もわからない状態だったじゃないか。
長男の兄が暮らす豊見城市上田に通い、母ちゃんの世話をしながら、僕は密かに新しいケアマネジャー探しをする。うまくみつかり、今度は新しい主治医と訪問看護師を手配。ベッドなどの福祉用具関連は引き続き貸与させてもらった。
僕は本当の素人だったから、簡単には事が運ばない。それでも執念とガッツで頑張り、母ちゃんを念願通りに引き取る。品のない言い方だが、略奪愛にも似ていた。
長女の姉から「最期は必ず連れてきてね」が条件である。身内以上に世間体を気にしているのだ。僕は「ふざけるんじゃないよ!」と怒鳴りたかったが、黙って堪えた。
今回の記事は2005/09/10 00:51に作成した。
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男性記者から削除依頼
Posted by 父の名は島袋光裕です at 22:19
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