いつも母ちゃんに I LOVE YOU › 琉球新報社主催『第一回 演劇コンクール』 › かつて世界に比類ない古典劇、組踊りを我々祖先が創造した

2012年06月09日

かつて世界に比類ない古典劇、組踊りを我々祖先が創造した

 父・島袋光裕(しまぶく こうゆう)の古い資料に目を通している。琉球新報社主催『第一回 演劇コンクール』のパンフレットだ。

かつて世界に比類ない古典劇、組踊りを我々祖先が創造した コンクールは1955年2月18日~20日まで那覇劇場にて開催。

 お父さんは当時の俳優協会会長を務めている。

 パンフレットには『傳統的藝術の確立を』と見出しが付いており、挨拶文には顔写真も掲載されている。

 一部抜粋。『あゝ神のいたずらは第二次世界大戦の終幕を此の地に選んでしまい、鉄の暴風、血の雨で洗い流され無一物になった』。そして『かつて世界に比類ない古典劇、組踊りを我々祖先が創造した』とも書いている。

 お父さんは1987年9月7日、気管支炎肺炎による敗血症のために、入院先の沖縄協同病院で永遠の旅立ち。満93歳。喪主は妻の島袋信子である。