毎食はエンシュア・H 削除した過去記事★17

父の名は島袋光裕です

2012年05月02日 10:18

 母ちゃんの食事は時間が決まっていなかった。理由は体調を考慮。一日の食事と水分補給を6~7時間隔きにしていた。

 胃がもたれ嘔吐を避けていたからである。 

 母ちゃんはときどき「ものを吐きたい」と訴えることがあった。

 その度に僕はハラハラドキドキ。心臓に悪かった。

 食事はエンシュア・H。胃ろう用である。375kcal。バニラ味。250mLにしていた。それを温めたら耐熱用の計量カップに移す。そして、ゼラチンパウダーのゼライスを混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。

 固まったら、お湯の中にカップを入れる。もう一度ドロドロ状態になるまで混ぜ合わせる。胃ろう用の管をお腹に差し込む。そのとき、母ちゃんに「食事しますよ」と必ず声を掛ける。

 母ちゃんは「どうぞ」と返事をする。50mLの注入器で4~5回にわけて、ゆっくりと流し込む。5回目の前にセルべックス(胃薬)シーピーG(ビタミンC)シグマビタン(ビタミンB)カルフィーナ錠(骨粗鬆症の薬)アスパラCA錠(カルシウム補給)を水で溶かし注入。時間にして10分位である。終わったら、次の食事を準備。

 この食事方法は僕のアイデアだ。病院や介護老人保険施設などでも参考にする価値あり。医療法人 仁愛会 つるかめ老人訪問看護ステーションの担当看護師である上原さんから「素晴らしい!」とほめていただいた。

 胃ろうの手術は2003年4月18日(金)から26日(土)に、豊見城中央病院で行う。ボタン式に取り替えたのは03年8月6日(水)に、宜野湾市内の海邦病院だ。

 介護記録ノートから抜粋をする。8月8日(金)PM20:00に取り替えたばかりのボタン式が上手くいかず大変。20:40に訪問介護ステーション かいほうの海野さん(当時の訪問看護師)に緊急電話。

 モタモタしていると、母ちゃんが「大丈夫?」と、はっきりした口調で聞く。励ましで冷静になる。21:10に海野さんが来た頃には後片付けまでしていた。

 今回の記事は2005/09/08/22:58に作成した。

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http://bit.ly/HcyB4T
沖縄タイムスの連載『いつも母ちゃんにアイ・ラブ・ユー』を担当した
男性記者から削除依頼

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