土日と祭日は二人だけの時間 削除した過去記事★7

父の名は島袋光裕です

2012年04月14日 13:27

 今朝も1時間半近くジョキングした。体重も減りつつあり、今後の健康管理はしっかりやっていきたい。2004年12月にギックリ腰。初体験でした。

 1カ月近く中腰状態。母ちゃんと僕のこの先は、一体どうなるのかと真剣に悩んだこともあった。

 いったん横になると、すぐには立ち上がりきれない。朝一番に行うパンツの交換は大変だった。

 母ちゃんが寝ているベッドレールを掴みながら「おしっこをしましたか?」。「ハイ、しましたよ」。「交換しましょうね」。「よろしくお願いします」。「チュッチュッチュッ」。「チュッチュッチュッー」。母ちゃんの笑顔に元気づけられました。

 パンツ交換だけではない。寝ている間に汗もかく。そのままにすると、褥そうの原因を確実につくる。

 背中を中心にボディーケアもしなければならない。ライフフリーの大判サイズの体拭きに、シーブリーズのローションをシュッシュッ。2枚だと体全体がしっかり拭けた。さらさらの体。高齢者特有の体臭は全くありませんでした。

 母ちゃんと僕が暮らす部屋は、いつ誰が来てもクリーン。しかし土日と祭日の訪問者だけは遠慮してもらっていた。二人だけの時間を誰にも邪魔されたくない。電話が鳴るのもうれしくなかった。

 車いすに座ってもらって、外を眺めたり、テレビを見たり、歌劇『伊江島ハンドー小』を聴きながら歌も歌ったりしていた。僕が観葉植物の手入れしながら「この虎の尾は、上田の庭から持ってきたものだよ」と言うと、母ちゃんは「知っている。大きくなったね」とニコニコ。車いすの横で「この幸せは永遠に続きますように」と願っていた。

 僕の手を強く握り締めていた母ちゃんに「いま何を考えているの?」。「キー坊がいるから何も考えてない」。返す言葉が見つからなくて「まだまだ頑張るぞ」の気合いを入れるしかなかった。

 今回の記事は2005/10/9/12:20に作成した。

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おしゃべり好きな二人 削除した過去記事★1
http://bit.ly/HcyB4T
沖縄タイムスの連載『いつも母ちゃんにアイ・ラブ・ユー』を担当した
男性記者から削除依頼

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